移動あれこれ
2007.10.26
宿泊 パイン館 2階洋室 バス付
移動ばっかりだったので、写真少ないです。
でも、いろんなことがあった(笑)。
チェックアウトまで部屋で波の音を聞き、午前中はぶらぶら集落周辺を歩き、昨夜はお茶だけでがまんしていた「パナヌファ」さんで、お魚定食。
カレーも魅力的だったなあ…一人旅はこういうときに不便。
お昼すぎ、2便の石垣行きの便にあわせて、送っていただきました。
「あれー?まだ来てないですね」
切符は、ターミナルじゃなくて、船着き場まで売りにきてくれるらしい。
「あ、来ましたよ、あれです」
軽自動車に乗ったお姉さんが、車に乗ったまま切符の販売
をはじめました(笑)。
石垣行き・西表島「大原港」経由の便だったので、西表島で降りるつもりだったのですが…大原港に着いてしまった場合、宿の迎えはありません。
大原〜上原の間は、車でも、約1時間。西表島は、広いんです…
西表島内の位置関係。東に大浦港、西に上原港。
さて、どうしよ。
1)大原港で2時間待って、路線バスで上原に行く(時間がもったいない)
2)移動のためだけにレンタカーを借りる(返却が面倒)
3)タクシーに乗る(5000円ほどかかる)
うーーん、どれもつらい。
この時期、私のめざず西部の港「上原」行きの船は、天候不良で欠航ぎみ。
もし上原行きが欠航になれば、船会社で大原行きに振り替え便があって、しかも、バスで宿まで送ってくれるようになっている。
しかし、今朝はなかなか天気が良い…もしかして上原行き、出てるかも??
…船会社に「上原行き出てる?」って、ひとこときけばよかったのですが、私の頭はマヒしていました。
というのも、あまりの、波照間〜西表の高速船の揺れのせいで…。
高速で外洋を進むのだから仕方ないんですが…。
小舟は波の上を飛び跳ねるようにすすみ、はじめの30分間ほどずっと、ジェットコースターみたいに上昇と急降下を繰り返してました。
前方窓側の人なんて始終、イスからうかびあがってました(脂汗)。
高いところは好きだけど、苦手なんですジェットコースター(;o;)。
大原〜上原の移動の面倒くささを避けて、石垣まで乗りました。
石垣に着いたら、すぐチケットカウンターに行き、西表行きの便を確かめたのですが、
「上原行きは欠航。」がーーーん。
「大原から上原〜白浜の宿までは、当社のバスが出ます」
といって、黄色いチケットをくれました。
ああ、選択を誤ったか…
でも、その日はどんより曇り空。
まあ、いいか…結局、石垣→大原の2000円ですんだ。路線バスまってるのと、到着時刻はかわらないだろう。
こーゆーとこが一人旅の気楽なところ(笑)。
ほぼ満席の船は、大原港に到着。
ほとんどの乗客は、黄色い切符を握りしめて、バスを血眼で探した。
そのムードをまったく解さない安永観光のおっちゃん…
慣れた局面のはずなのに、まったくいけてない誘導。
旅行客の不安は、つのっていった(笑)。
「上原港に行くお客さん」と、「宿に送るお客さん」とを分ければすむはずだったのにね〜。>おじさん
黄色い切符なんてチェックもしない。
(持ってなくても、どさくさに紛れて乗れたな…)
「積み残されたらたいへん」とばかり、
みんな必死に乗りこんでいく。
引き揚げ船って、こんなんかな…
しかし、宿の遠い順に乗ってもらうとか、できたと思うよ、ホンマ。
旅行者は、荷物でかいし多いんだから、もうちょっとでかいバスよこしてほしかったな(^^;)。
ところで、そのバスに、欧米人の若いカップルがいました。
私たち以上にわけもわからないはずなのに、妙に落ち着いて乗ってます(^^;)。
日本語は「アリガトウ」くらいしか知らないみたい。
バスは出発し、1時間ほどかかって上原港へ。
ここでバスの運ちゃん、叫ぶ。
「はいみんな、どこ行くの?」
???な、なに???いま言うの??
みんな焦って、口々に叫ぶ(笑)。
聞き取れてないだろー、運ちゃん。
となりの外人カップル、当然聞こえていないのに、おっちゃんは気にもしていなかった…。
そりゃーいかん。説明してる暇もない。
近くにいた女性のほうに、つたない英語で尋ねました。
「どのホテルに行くの?」
女性はがさごそとガイドブックを探す…
おいっ、覚えていないのかいっ。それでよく平気な顔して乗ってるな(OO;)。
出してきたのは、これ。
Lonely Planet Japan
出ました…
868ページに「日本まるごと」が詰まったガイドブック。
英語圏の方は、みーんな持ってる本だけど、ほとんど文字ばっかりです。もちろんモノクロ。たまーに載ってる地図も小さすぎ。
なにか尋ねられても、ほとんど役に立たないんだよう(泣)。
女性がやっとこ探し出して指さしたのは「hoshi-no-suna」。
3×4センチくらいの西表島の白地図に、5つくらい載っていた宿、その一つだった(^^;)。
私は叫んだ
「ペンション星の砂」も、お願いします〜!
女性はそこで気づき、笑顔で「アリガト。thank you very match」と鷹揚ににっこり。
わ、お肌ミルク色!それで、か、かわいい人だ〜。
もっとしゃべっとくんやった〜。
連れの男性は、周りのことにほぼ無関心。なんでや??
私だったらそんな状況になったら、もっと心配するよ(^.^;)。
バスは「だれも言ってない宿」にまで止まって、だまされそうになる(笑)旅行客やら、言ったのに素通りされそうになる宿、続出。
乗ってるお客からして10件もないんだし、覚えようよ…
ひどい…面白すぎる。さすが南国!!
初めての西表じゃなくて、本当によかったと思えた時間だった(笑)。
欧米カップルは無事に「星の砂」に降りることができて、ホッといたしました〜。
ふーー、私もやっと着いた。
今日から「パイン館」に3泊お世話になります。
(地図で「宿」と書いてるあたり)
今回のお部屋は、旧館の2階のツインをシングルユースで。
6畳たっぷりの広さ、広い湯船(外で身体を洗える!)とトイレ。
夕食まで買い物に出ようと思って、もう慣れてきたバイクを借り、雑貨屋「ぷーら」さんへ。
「ぷーら」のお姉さんは愉快な方で、ふつうの友達みたいにしゃべってくれるし、面白い(笑)。
「今日はバスで運ばれてきたんですよー、もうちょっとちゃんとしてほしかったわ、面白かったけどね」というと、
「ひどいよねえ、黙ってたら白浜までつれていかれた人いっぱいいるらしいよぉ」
西表島内の位置関係。東に大浦港、西に上原港。
うひゃー。白浜とは、さらに車で20分、西表島の道路の終着点です。
ほんまにひどい(^.^;)>安永観光
「ぷーら」さんで、マングローブ染めの手提げを購入。
カワイイでしょー?長いほうの持ち手を短いほうに入れて持ちます。
部屋にカギ穴があっても、カギのないパイン館さん滞在中の貴重品入れとして、役立ってくれました(^^)。
さいふ、携帯、ハンカチ入れにぴったり。
そういうと「へえー、カギないんだ!パイン館さん面白いね〜!」だって(^.^;)。
そのあと、マングローブTシャツがほしくて、
上原港そばの長屋の店のひとつ、『SANTA NU NEENE』さんへ。
マングローブTシャツと、ぷーらさんのマングローブ染めポーチ。
しっかりざっくりした生地に、シルクスクリーンでマングローブの木のプリント。
サイズ展開、色展開も豊富で、豊富ゆえに、、、迷います(^.^;)。
プリントの色は、微妙な色使いがすごく気に入って、季節にあった?ベージュと茶色のコンビのを購入。
ここのお姉さんもめちゃめちゃ面白いノリでねー。
「なんかねぇ、色もサイズもたくさんつくり過ぎちゃいましてね〜どうしようかって」
一人でしゃべってボケもつっこみもやってました。
「お姉さん、大阪でも生きていけますよ!」とほめたら、
「いやー、きのうも大阪のお客さん来てね、大阪人を笑わすってすごいっていってくれたんだけど、どこが面白いのか自分じゃわからないのよねえー。面白いっていうのはほめ言葉なんだってね?」
関東出身のお姉さん、そのへんがわからないらしい(笑)。
楽しくお買い物できました(^^)。
ほかの店はなんか都会のノリっていうのか、商品メリットは言ってくれるんだけど、なんか冷たいっていうのかなぁ。
日も暮れて、パイン館に戻りました。
ああ、食事ががおいしい〜♪